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オタマ飼育における水換えの頻度

      2016/02/03

<■ツノガエルのオタマジャクシは水質悪化に強い

ツノガエルのオタマジャクシが水の汚れ、いわゆる「水質の悪化には異常に強い。」ということは、ツノガエルブリーダーであるNUANCEのHPにも記載されておりますし、実際にツノガエルのオタマジャクシを飼育された方からも同じようなお話を聞いておりました。

ツノガエルおたまの飼育開始!」にも記載しましたとおり、実際にNUANCEさんにお伺いした際にも、5日間、オタマジャクシのストックケースの水を換えていないことを目の当たりにしましたし、自分がツノガエルのオタマジャクシを飼育してみて、水質の悪化には本当に強いという事を確認できたのも事実です。

既にご存知の方も多いと思いますが、私の場合、基本的に週末は東京の自宅に戻り、月曜日は、直接、会社に出社しますので、金曜日の夜から月曜日の夜までの間は、オタマジャクシの飼育ケースの水換えができない状態になります。また、週明けの月曜日に東京の本社で仕事がある場合など、火曜日の夜まで水換えできない時もありました。
オタマジャクシの飼育ケースには100円ショップのプラケースを使用し、濾過器なども設置していないため、水質が悪化しているのが目に見えて解るほどになるのですが、ツノガエルのオタマジャクシはびくともしていませんでした。

オタマは水質悪化に強いけれど

ツノガエルのオタマジャクシが水質の悪化に強いというのは間違いない事実で、4~5日ぐらい水換えをしなくとも全く問題はないと言い切れるのですが、実際には2日、遅くとも3日後には水換えをしなければならないというのが現実です。
それは何故かと申しますと、水質悪化による飼育水から発する臭いに、我々飼育者が耐えられなくなるからです。

水質悪化に強いツノガエルのオタマジャクシオタマジャクシの飼育の極意は、カエルに変態するまでに如何に大きく育てることができるか、になります。オタマジャクシを大きくするためには、オタマジャクシが何時でも餌を食べられるようにしておくことが重要で、私のように四六時中、オタマジャクシの様子を見ていられないような者は、飼育ケースの底に餌である冷凍アカムシが常にあるような状態にしておく必要があるでしょう。
底一面にアカムシが横たわり、水温は25度前後を保持、さらに濾過装置が一切ない小型プラケースの水の悪化具合がどれだけ凄まじいかは、一度でも観賞魚を飼育された経験のある方なら容易に想像できると思います。
その悪化した水が放つ臭いといったら、これまた凄いものがあるのです。
ツノガエルのオタマジャクシは、飼育ケース内の水の白濁も悪臭も、ものともせずに元気な姿をしていますが、我々飼育者にとっては我慢しずらい状況になっているのが実際のところです。

オタマ飼育における適正な水換え頻度

ツノガエルのオタマジャクシが水質悪化に強いとはいえ、水換えをしていない飼育ケース内には、新しく投入した冷凍アカムシと、身も白濁し明らかに半分腐っているだろうと思われるアカムシが存在することになります。
NUANCEの大津さんは、「水換えをすることでオタマに刺激を与え、餌をよく食べるようにする必要がある。」とおっしゃっていましたが、オタマを刺激することに加えて、新鮮な餌がある状態にするためにも、比較的短い間隔で、投入したアカムシごと水換えを行なうことは重要なのではないかと思っています。

ツノガエルのオタマジャクシに与える餌は、入手も管理も容易で、餌付きも良い、冷凍アカムシが一番だと思っておりますが、冷凍アカムシを餌にしてツノガエルのオタマジャクシを育てる場合には、餌の新鮮さを保つ意味でも、水質悪化による悪臭を避ける意味でも、「2日ないしは3日に一度は水換えをする。」というのが適正な水換え頻度だというのが、オタマ飼育を経験した私の結論になります。
ツノガエルのオタマ飼育を考えていらっしゃる方のご参考にして頂ければと思います。


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