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ツノガエルおたまの飼育開始!

      2016/02/14

ツノガエルのおたまじゃくしがやって来た!

我が家のベルツノガエルは単身赴任先の同居人として、クランウェルツノガエルは自分の誕生日プレゼントとして、それぞれNUANCEさんからやって来ました。
ベルツノガエルとクランウェルツノガエルという、ツノガエルの双璧を購入しましたので、もう飼うツノガエルを増やすのは止めよう、仮に増やすとすればグリーン系のアマゾンを何 年か経ったらにしよう、と心に誓っておりました。
ツノガエルのおたまじゃくししかし、NUANCEさんのツノガエル研究会に参加して、そんな誓いをもろともせず軽く吹き飛ばしてしまう、ツノガエルのおたまじゃくしに出会ってしまいました。
それは、NUANCEさんで「ツノガエルミュータント」と命名されている藤紫のペアから生まれたおたまじゃくしです。先日、開催されたツノガエル研究会に参加した際に、大津さんに頼み込み、購入させてもらったツノガエルのオタマが我が家にやって来ました。

おたまじゃくしの姿とサイズ

ツノガエル研究会の当日は、昼間は晴れてそれなりに暖かい日ではあったのですが、研究会がお開きとなったのは午後6時過ぎで外気はかなり低い状態です。おまけに電車での参加でしたので、NUANCEさんの最寄駅であるJR石岡駅から宇都宮駅までは、約2時間の行程です。
当然、帰宅するまでに温度が相当低くなってしまうと思われたので、温度的に大丈夫かどうかを大津さんに確認したところ、「全然問題ないでしょう。」との力強いお言葉があり、迷うことなく購入させて頂きました。
ツノガエルのオタマジャクシ実際には、電車も暖房が入っておりましたので、持ち帰る際に温度が下がり過ぎることもなく、宇都宮の自宅に到着して梱包を解いた時にも元気な姿を見せてくれました。
帰宅早々、飼育ケージ掃除時のツノガエル退避用プラケースに水ごと移し、おたまじゃくしのサイズなどを計測してみました。
おたまじゃくしのサイズは全長約2cmで、多分、NUACEさんで販売されるSサイズと同じか一歩手前ぐらいのおたまじゃくしだと思います。ちょうど、冷凍アカムシを咥えられるようになったぐらいのサイズです。
水温計で温度を測ってみると約18度。ちょっと低すぎる温度ではありましたが、おたまじゃくしの様子も元気でしたので、もう少し高くした温度の水での温度合わせをすることもなく、パネルヒーターの上で徐々に温度を上げていくこととしました。

ツノガエルおたまの飼育温度と飼育の鉄則

大津さんがおっしゃっていたツノガエルおたまの飼育の鉄則は、「大きくすること。」の一言に尽きるそうです。おたまじゃくしの時代にしっかりと大きく育てた上でカエルに変態させないと短命に終わるツノガエルになってしまうということです。
実際にNUANCEさんのところでは、大きくなることができず小さいままカエルに変態した直後の、やや尾っぽの残っている固体なども見せて貰ったのですが、そういった個体は販売には出せないということで、数匹が別のプラケースに隔離されておりました。

では、「おたまじゃくしを大きく育てるためにはどうするのか。」ということですが、まずは、常におたまじゃくしが餌を食べられるような状況にしておくということです。
具体的には、おたまじゃくしが入ったプラケースには常にアカムシが横たわっており、おたまじゃくしが食べたい時に常に餌があるといった状況にするということです。実際、NUANCEさんのおたまじゃくしをストックしている衣装ケースの底には、底一面のアカムシが横たわっておりました。

おたまじゃくしのストックケース 次に、より多くの餌を食べてくれるように適温を保つということです。
ツノガエルのおたまじゃくしは、20度を切るような水温でも問題ないとのことでしたが、温度が低ければおたまじゃくしの活性も上がらず、当然ながら餌食いも停滞します。やはり、低くとも20度以上は必要で、25度前後であれば問題ないでしょうとのことでした。
NUANCEさんではおたまじゃくしの保温にヒーターのみが設置されていましたので、多分、あれはサーモスタット内蔵で25度固定のヒーターだと思います。

そして、もう一つが「水換えをしておたまじゃくしに刺激を与える」というものです。
ツノガエルのおたまじゃくしは水質の悪化には極めて強いので、水質の悪化そのものは気にする必要はないそうですが、水換えをしておたまじゃくしに刺激を与えないと餌食いが悪くなるそうです。
NUANCEさんのおたまじゃくしストックケースには、付箋紙で12/5というのが張ってありました。これは前回、水換えをした日を記録しているのだそうです。
ツノガエル研究会の開催日が12月10日ですから、5日間、常にアカムシが横たわっている25度の飼育環境で水換えをしていないということですが、「そろそろ、これも水換えの時期です。」とおっしゃっておりました。
水質悪化は、ものともしないツノガエルのおたまじゃくしですので、毎日とか2日に1回などの頻度で水換えをする必要はないようですが、4~5日には水換えをして、おたまじゃくしに刺激を与え、餌食いを促進させてあげるのが良いようです。
ちなみに水換えの水は、変態後のツノガエルと同様、水道水をそのまま使って全く問題ないとのことでした。

また、普通のカエルのおたまじゃくしは雑食性なのですが、ツノガエルは、おたまじゃくしの時代から肉食性で、餌が足りない状況だと共食いをしてしまいますので、複数のおたまじゃくしを購入された方は、変態後のカエルと同様に、単独飼育を基本とするべきしょう。

ツノガエルへの変態までの期間

ツノガエルのおたまじゃくしがカエルに変態するまでの期間は、大よそ一ヶ月半だそうです。水質悪化にも強く、非常に丈夫なツノガエルのおたまじゃくしですが、Sサイズのおたまじゃくしを大きく育て、安心サイズのカエルに変態させるまでは、餌を絶やすことなく、小まめに様子を見てあげる必要があるそうです。
その間、「常に、おたまじゃくしがお腹を満たしている状態にし、カエルに変態する時までに、おたまじゃくしをどれだけ大きく育てあげることができるかどうかが勝負になる」とは、大津さんの談。
家族に内緒で購入したおたまじゃくしなので、今から年末年始の休暇をどうしようかと思い悩んでおりますが、まずはアカムシを絶やすことなく、餌を食べさせることに専念しようと思っています。


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