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ツノガエルの長期不在対策【夏編】

      2016/02/14

夏休みのお留守番

本日は終戦記念日の8月15日。多くの方が夏休み真っ盛りといった状況なのではないでしょうか。
夏休みと言えば長期休暇、そして休暇中の帰省や旅行などでツノガエル達には自宅でお留守番をしてもらわざるを得ない方がほとんどだと思います。

GWや年末年始の休暇など、ヒーターによる温度確保と湿度の維持をしなければならない場合の長期不在対策については、「ケースinケース」といった方法のご紹介をさせて頂きました。
そのページにもヒーターを使う必要がない夏の長期不在対策の概要を書かせて頂きましたが、今回はその実践編をご覧頂きたいと思います。

極めて簡単な夏の長期不在対策

Nec_0323_1 夏の長期不在対策は本当に簡単です。
画像を見てもらえば何をしているか、ひと目でご理解頂けると思いますが、夏の不在対策方法は風呂桶に浅く水を張り、そこへツノガエル達の飼育ケージを設置してしまうというだけです。
夏の場合は、保温する必要がありませんので考えてあげなければならないのは湿度の維持だけです。
よって、お風呂場という湿度を維持できる一定の空間を活用し、飼育ケージ内の水分蒸発を抑えるために、風呂桶に浅く水を張った上でツノガエル達の飼育ケージを設置するという方法を採れば良いのです。
ある意味、お風呂場という大きなケースに飼育ケージを設置する形なので、これも「ケースinケース」と言ってもいいかもしれませんね。

温度・湿度以外の注意点

今回、私が不在にした期間は10日間なのですが、温度と湿度以外にもう一つ注意すべき点の対策を行いました。もう一つの注意点というのは、不在時におけるツノガエル達の排泄物による飼育ケージ内の環境悪化対策です。

Nec_0325既に皆さんがご存知のように、ツノガエル達の飼育ケージ内がツノガエル達自身の排泄物で汚れたままの状態で放置してしまうと、ツノガエル達は自家中毒を起こしてしまい、その汚れた環境のせいでレッドレッグ病(赤足病)などの深刻な事態を招いてしまいます。
赤玉土飼育などの底材を使っている場合は、ツノガエル達の排泄物で汚れた水分などが直接的にツノガエルの皮膚を浸すということはないので汚れの影響度はそれほど高くないと思います。
しかし、ウールマット飼育や水張り飼育の場合はツノガエル達の排泄物が一気に飼育ケージ内の「水」に溶けてしまい、その「水」はツノガエル達の皮膚に直接触れることになってしまうのです。
我が家のクランウェルツノガエルは、その淡い色彩を保持したいという思いもあって白い底材となるウールマット飼育にて飼っておりますが、今回の夏休みのお留守番では大事をとって赤玉土の底材を厚めに敷いておき、ケージ内に注入した水の量も赤玉土の八分目ぐらいまでとしておきました。

ツノガエル達は元気一杯

Nec_0340 10日間という夏休みの間、お風呂場でお留守番をしていたツノガエル達ですが、昨年の夏や今年のGWの時と同様、帰ってきてその様子を見ても何ら問題なく元気一杯でした。
夏休みに入る4日ほど前からベルツノガエルもクランウェルツノガエルもフンをしないように餌を与えていなかったこともあり、飼育ケージを確認してみましたが不在中にフンはしていなかったようです。約2週間、絶食していたことになるのですが、ツノガエルにはその程度の絶食は問題なさそうです。

Nec_0324 底材を黒色に近い赤玉土に換えたことで、体色が暗くなってしまうのではないかと、少々、心配していたクランウェルツノガエルの色彩も大きな変化はなく、淡いグリーンの色彩を維持してくれておりました。
ベルツノガエルが同じ程度のサイズの時には、随分と赤玉土の中に潜っていたのですが、クランウェルツノガエルはそんな素振りすら見せていないというのが、少々意外ではありましたが単純にまだ環境に慣れていないだけなのかもしれません。

Nec_0339我が家のクランウェルツノガエルは未だにピンセット給餌が成功する時としない時があり、給餌の方法は目の前に乾燥イトミミズを落としてあげて反射的に食べさせるというものです。 ですので、まだ小さなクランウェルツノガエルの底材誤飲を防止するという観点から、再度、ウールマット飼育に変更することにしておりますが、クランウェルツノガエルの淡い色彩に大きな変化を与えないようなので、いずれは赤玉土飼育へ移行させようと思っています。

すでに夏休み期間中で帰省や旅行に出かけられている方が多いと思いますので、夏休みの不在対策方法をご紹介する時期が遅かったかもしれませんが、これから何処かへお出かけする方は、こんなツノガエル達の長期不在対策方法もありますので参考にしてみて下さい。


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