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カエルはインフルエンザにかかるのか?<かかりやすい病気>

      2016/02/12

インフルエンザが流行ってます。

巷では昨年にもましてインフルエンザが流行っているようです。
つい先日、私も家族と一緒に自宅近くの個人病院で予防接種(3000円もするんですね)をしてきたばかりですが、すでにワクチンが少なくなってきているようで、2回受けた方が良いと言われた子供達は直ぐに予約を入れることで2回目のワクチンを確保したほどです。
新種のインフルエンザ対策でブッシュ大統領が莫大な予算をつけたほどの病気ですが、このインフルエンザという病気、カエルがかかることがあるんでしょうか?

カエルの主な病気

ベルツノガエルやクランウェルツノガエルの消化不良や胃内異物(砂利の誤飲等)などによる突然死は有名な話で、ほとんどのツノガエル飼育者の方はツノガエルのお通じと給餌量については気を配っていると思います。こういった給餌に関連して起きてしまう事故的なもの以外で、いわゆるツノガエルの病気というものには感染症、外傷、脱水症、代謝性骨疾患、眼疾患などがあるようです。

かかりやすい病気

様々な病気の中でもカエルがかかりやすい病気といえば感染症にほかならないでしょう。感染症には、有名なレッドレッグといわれる細菌感染症と真菌(カビ)感染症があり、寄生虫も一種の感染症と考えていいと思います。
ツノガエルを飼育する環境は、ある程度の温度と湿度を保つ必要がありますので、最もかかりやすい病気というのは、細菌や真菌の感染症であることは間違いないと思います。具体的な症状としては、細菌感染症は別名レッドレッグといわれるぐらいですから、足などの皮膚がただれてうっすらと出血(内出血)しているような症状ですし、真菌感染症は我が家のベルツノが罹ったように皮膚に腫瘍のようなものが出来たり、爛れたりする症状がでるようです。いずれにしても皮膚に異常が見られますので、異常を見つけたらすぐに別なケースに移し、新鮮な水で清潔な環境にしてあげることが必要です。

ベルツノガエルの腫瘍 我が家のベルツノの場合は、ほぼ一日で症状がなくなりましたが、2~3日経っても症状が良くならないのであれば、お医者さんに見せるべきだと思います。ただ、レッドレッグなどの場合は、症状を見つけた時には「時すでに遅し」ということもあるようですので、定期的な換水と日々の観察、そしてフタは通気性を確保できるものにするということが重要だと思います。

寄生虫については、私のように野生のカエルなどを餌として与えない限り、CB(ブリーダーによる繁殖個体)であればありえないと思います。逆に、最近はあまり見かけませんが、ワイルド個体は、ほぼ100%寄生虫に感染していると言われます。
ここで問題なのは、カエルが衰弱するほどの寄生虫に感染してしまっているのか、自然界で通常あり得る範囲での寄生虫感染なのかということだと思います。私の場合は、フンを取り除く度に新聞紙にのせてフンの周りを観察し、その後ピンセットでフンを崩して観察し、さらにフンをすりつぶすようにして観察して寄生虫のようなものが混じっていないかどうかを注視しています。仮にフンを点検していて、寄生虫を見つけた場合は、何も考えず見つけたフンを持って医者に行き、駆虫薬を処方してもらうより他はないと思っています。

ウィルス性は大丈夫なの?

カエルや爬虫類については、持っている書籍を見ても、ネットで調べてみてもインフルエンザのようなウィルス性の感染症のことは記載されていませんでした。記載されたものがないということは、インフルエンザなどのウィルスは人間や鳥などの恒温動物(自ら体温を作りだす生き物)には感染するものの、カエルや爬虫類などの変温動物には感染しない、もしくは感染し難いということなのではないかと思います。

とりあえず、インフルエンザは自分だけは罹らないように注意して、カエルは大丈夫だと考えたのですが、実際はどうなんでしょうか。どなたかご存知の方、いらっしゃいませんか?


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