ハバネロの蔵

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さあ、春を迎えてオタマ飼育はいかが?

      2016/02/02

新年度を迎えて

学生さんは終業式や卒業式を終え、社会人の方は4月1日付けの定期人事発令も先週には終わっていますね。多くの方が新しい生活を向かえ、そうでない人も多かれ少なかれ4月1日から始まる新年度には何かしらの変化が訪れることでしょう。

そして、新生活を始めるにあたって、初めて自分のペットを飼い始めようとする方も多いと思います。こちらハバネロの蔵では、基本的に丈夫で餌を良く食べ、飼育環境の厳密な管理も要求しない初心者向きの爬虫類をご紹介(そういう種のみ私が選んで飼育しているのですが・・・)していますが、新年度を迎えるという時期に最も適した種をご紹介しましょう。

春という時期を考えた「飼育事始め」向きの種

ハバネロの蔵でご紹介している種は、基本的に私が飼っている爬虫類です。小さい子供も三人いますし、仕事もそれなりに忙しい身ですので、1.丈夫、2.餌を良く食べる(通常、拒食はしない)、3.要求される飼育環境がゆるい、という初心者向きと言える種です。

具体的には、ツノガエルの仲間ではベルツノガエルやクランウェルツノガエル、ニオイガメの仲間ではカブトニオイガメとオオアタマヒメニオイガメ(まだご紹介していませんが・・・)、ヤモリの仲間ではヒョウモントカゲモドキ、リクガメの仲間では、チチュウカイリクガメ属の中からヒガシヘルマンリクガメという具合です。
どの種もカエル、ヤモリ、水棲ガメ、リクガメのそれぞれにおいて最も初心者向きと言えるモノばかりではないかと思っています。

出荷を待つクランウェルツノガエル 春という時期は、これからどんどん気温が上昇していく時期になるので爬虫類飼育というものを考えた場合、どれも飼い始めるのには適した時期ではありますが、ここでちょっと考えて欲しいことは個体の入手に適した時期がどうかということです。
そして、新生活に迎える自分のペットというのは、どうしても「赤ちゃん」を迎えて自分で育て上げたいという思いが強くなるのは人情ではないかと思っています。

春という時期に「赤ちゃん」の入手が容易という種を考えると、それはズバリ!ベルツノガエルやクランウェルツノガエルなどのツノガエルということになります。

なぜ、「春はツノガエル」なのか?!

春というこれから暖かくなっていく時期であれば、ツノガエルでなくてもニオイガメでもレオパでもヘルマンリクガメやギリシャリクガメでもいいじゃないか!というのは当然です。もちろん、ニオイガメでも、レオパでも、リクガメでも、春というこれから暖かくなっていく時期に飼育を始めるのはとても良いことだと思います。

一昨年10月に迎えたオオアタマヒメニオイガメの赤ちゃんではなぜ、「春はツノガエル」なのかというと、春から初夏は冬眠から目覚めた親カエルが交尾、産卵を一気に済ませ、卵から孵ったオタマジャクシがカエルになっていく時期に符合します。一方、ヤモリやカメの春~初夏は、冬眠から目覚めた親達が繁殖を始め、やっと初めての卵を産む時期です。ヤモリやカメの仔達が卵から孵り始めるのは、真夏から夏の終わりぐらいになります。

「ぶりくら」や「HBM」などの爬虫類関係のイベントが秋に集中するのは、その年に産まれた当歳の仔達を他の飼育者へ譲り渡せることが出来る時期になるのが秋だからなのです。

「飼育事始め」には「赤ちゃん」からじっくりと育てたいと思っているのであれば、当然、「赤ちゃん」たちが多く存在する時期に入手するのがベストです。よって、春の「飼育事始め」にはツノガエルが一番適していると思われます。

ツノガエルのベビーかオタマジャクシか

春に飼育を始めるにはツノガエルが一番ということにご賛同頂けた方が次に直面するのが、ベビーにするか、オタマジャクシにするか、ということでしょう。

ベビーであれば、既にカエルとしての姿となっていますから自分好みの体色を選ぶことが出来ます。また、同じ時期に生まれた仔達の体格を比較することで、他よりも大きい個体はそれだけ沢山エサを食べた証拠であり、丈夫であるであろうと予想のつけられます。
ツノガエルの体色は、成長するに従って変わっていきますので何とも言えないところはありますが、自分で選んだ個体がどのように変化していくかも楽しむことが出来るでしょう。

ペパーミントツノガエルのオタマジャクシ 一方、オタマジャクシであればカエルになった時にどんな体色になってくれるか全く分からないのですが、どんな体色になってくれるのかは、それはそれで大きな楽しみです。
そして、何よりオタマジャクシの場合は、カエルになるまでの激変ぶりを目の当たりに出来るという、他に代え難い楽しみがあります。また、カエルになった時にどれだけ大きくできるかどうかは、自分の世話次第ということになります。
まさにオタマジャクシの飼育は、「自分で育て上げる」という実感が沸くこと必至です。

4月から始まる新生活。
ともに新しい生活を始める相棒として、私はツノガエルのオタマジャクシをおススメします。

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ベルツノガエルの飼育情報 【ハバネロの蔵】

まだ眠っているヘルマンリクガメも同じ行程を踏んで冬眠から起こしてあげて、その後はヘルマンリクガメ達が動き出したり、エサをもっと食べてくれたりといった様子を春の陽だまりのなか、のんびりと眺めながらホッコリとした休日を過ごすのです。

<参考>ネクトン-REP

爬虫類の飼育(特にカメやヤモリ)には必携の栄養補助食品

 - ツノガエル【生体・飼育用品の蔵】