ハバネロの蔵

ベルツノガエルやクランウェルツノガエルの飼育情報が満載! ツノガエル飼育者の、ツノガエル飼育者による、ツノガエル飼育者のための、ツノガエル飼育情報サイトです。

<script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-7671165751522534"
     crossorigin="anonymous"></script>

フィールディング?いえ鰍(かじか)釣りです

      2016/02/12

■カジカの意味は?

カエルにはカジカガエルがいますが、魚にもカジカはいます。カエルを飼うことよりも釣りの方を先に始めた私としては、魚のカジカが本家でカエルの方は分家的な命名なんではないかと思ってしまうのですが、実際はカジカという言葉がどんな意味を持っているかが語源に繋がるんでしょう。

ちなみに「goo」の国語辞典で調べてみると、こんな解説が出てきます。

 かじか-がえる ―がへる 4 【河鹿蛙/〈金襖子〉】

無尾目の両生類。谷川の岩間にすむカエル。体の背面は灰褐色の地に暗褐色の斑紋   があり、下面は淡黄色。雄は体長3.5センチメートル、雌は6センチメートル内外。指先に吸盤がある。雄の鳴き声が美しい。本州・四国・九州に分布。古く「かはづ」として和歌などに詠まれた。カジカ。

 かじか 0鰍/〈杜父魚〉】

(1)カサゴ目カジカ科の魚の総称。体の大きさはまちまちで、日本にはカマキリ・ヤマノカミ・トゲカジカなど約九〇種がいる。大部分は北日本の沿岸や河川の冷水域に分布。
(2)(1)の一種。全長15センチメートルになる。頭と口は大きく、やや扁平のずんぐりした体形。背部は灰褐色で、背面に暗色のまだら模様がある。食用にして美味。北海道南部以南の底が小石で水のきれいな河川に分布。マゴリ。ゴリ。[季]秋。

こうして見てみると、カジカというのは谷川や渓流という地域的な意味合いがありそうです。

■箒川でカジカ釣り

Nec_0187 谷川や渓流と結びつきが強そうなカジカという言葉ですが、魚のカジカは本当に水の綺麗な渓流で、かつ石や岩のゴロタ場のようになっている所にしか棲息していません。都会モンには「幻の魚」といえるもので、カジカをカリカリに焼いて熱燗を注ぐ骨酒やカジカの空揚げなんてものは、都内のお店ではかなりいいお値段ばかりの品を揃えている店にしかない高級魚なんです。

私が単身赴任している栃木には綺麗な渓流が沢山ありますが、そこそこカジカが釣れるポイントというのはわずかになっていて、そのポイントは地元の人間でも結構知られていないというか、みんな隠しているというのが実態です。ちなみにカジカの最初の取引値(いわゆる浜値。漁師さんが市場に卸す時の最初の価格)はキロ4,000円もするんです。大体、40匹前後で1キロですから1匹100円が浜値、なんだかんだと流通経路を辿ってお店に出る頃には1匹500円から800円ぐらいのお品になってしまうと思います。

私の場合、会社にいる鰍釣りの名人に「課長、仕事ばかりで疲れが顔に出てますよ。たまには釣りにでも行きませんか?」と誘われて、ポイントを教えてもらったというのが実態です。社内でも殆ど知られていない場所なので詳細には書けませんが、箒川(ほうきがわ)という栃木県内を流れる川にそのポイントはあります。

■なんとなく似てるんです

Nec_0188 昨日の釣果は大小織り交ぜて37匹、ちょど1キロ前後といったところです。朝9時から午後3時まで、天候にも恵まれ景観を楽しみながらの釣りができました。

ところで、この魚のカジカ、カエルのカジカガエルに顔が似てませんか?特に目のあたりが。カサゴ目の魚なのでカサゴやハゼにそっくりなのはしょうがないのですが、カジカガエルに似ていると思うのは私の単なる思い込みでしょうか。Nec_0189

この画像は家に到着してから撮ったものなので、黒っぽい体色になってしまっていますが、釣り上げたばかりの状態ではグレーの濃淡でいかにも岩や石のような体色をしているところも似ています。まあ、同じような場所に棲息していますので、保護色である体色が似ているのは当然といえば当然なのかもしれませんけれど。

■ちょっと悩んでます

釣ったカジカは、当然、例の方法で冷凍保存をしておきます。カジカ釣りは12月から禁漁期間になってしまうので、お正月用にとっておくつもりです。ただ、この中に調度良いサイズのヤツが数匹いるんですよ。何に調度良いかっていいますと、もちろん我が家の同居人ベルツノガエルのエサに調度良い4cm前後のサイズのカジカが数匹・・・・

カジカは淡水魚ですし、水の綺麗な場所にしか居ませんからエサとしは全く問題のないエサになると思います。しかも人間にとって、ある種の精力剤でもあるらしいので栄養的にも優れていそうです。与えれば喜んで食べそうですし、このブログで「実際に与えたエサ」として紹介できるエサのバリエーションも増えることになります。

とはいえ、本当に美味しいんですよ、カジカ!!空揚げにして丸ごと食べるのがベストなんですが、4cm前後のモノは「フグのヒレ酒」のように素焼きにして熱燗を注ぐ「骨酒」にするのに調度良いサイズでもあるんです。

ベルツノガエルのエサにするか、骨酒にするか、実はちょっと悩んでます。


ベルツノガエルの飼育情報 【ハバネロの蔵】

 - ツノガエル【餌の蔵】