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アルビノツノガエル

      2016/02/03

D1010153

英名:Albino Horned Frog
学名:Ceratophrys sp. ver
分布:品種改良種
体長:8cm~13cm

ツノガエルのアルビノ個体を総称してアルビノツノガエルと呼ばれています。
流通ルートでは、「アプリコットツノガエル」や「ライムグリーンアルビノツノガエル」、「レモンイエローアルビノツノガエル」など、個体の発色の色合いによって様々な名称で販売されているのが現状です。
基本的には、ベルツノガエルとクランウェルツノガエルのハイブリッド(交雑種)により作出された品種改良種です。なかにはクランウェルツノガエルのアルビノ個体というものもあるようですが、実際のところは親ガエルを遡っていけば、どこかのタイミングでハイブリッドの血が入っているものでしょう。

アルビノとは、色素(メラニン色素)が無い、あるいは極端に少ないという遺伝子的特徴を持った個体であるという解説が多いですが、それだけではオレンジ系のアルビノツノガエルがいたり、イエロー系のアルビノツノガエルがいたりすることの回答になっていません。

爬虫類や鳥類、両棲類、魚類まで一般の脊椎動物は少なくとも黒色素胞、黄色素胞、虹色素胞の三種を持っています。アルビノツノガエルは、その中で黒色素胞内にメラニン合成ができないために皮膚の色は黒色素胞の色はありませんが、黄色色素胞と虹色素胞のために、橙色となります。そして、黄色色素胞と虹色色素胞の強弱によって、オレンジ系のアルビノツノガエルとなったり、イエロー系のアルビノツノガエルとなったりするものです。
ちなみに、黒色素胞で黒くなっている目(瞳)にメラニン合成が出来ない結果、血液の色がそのまま目(瞳)の色となるため、アルビノツノガエルの目(瞳)は赤い目(瞳)をしているわけです。

また、一般にアルビノ個体は通常個体よりも弱い、あるいは短命であると言われており、アルビノツノガエルの場合も同様である旨の話は良く聞きます。具体的に提示できるデータを保有していないので説得性に欠けますが、多くのアルビノツノガエル飼育者の経験値として参考にしておいても損はないと思います。
ただし、ツノガエルの寿命は10年以上となっており、短命といっても数ヶ月とか、1年とか、という時間軸ではないので、あまり気にすることなく大事に育てていくことに専念すべきでしょう。

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