小さき勇者たち~ガメラ~に思うこと
■ガメラのモデル
明後日からGWが始まりますね。
GWの初日29日からは、映画「小さき勇者たち~ガメラ~」が上映開始となります。ガメラの新作とは随分と久しぶりな感じがしますが、今回のガメラに出てくるカメはケヅメリクガメです。
映画そのものは、ハバネロの蔵に訪れてくれている今さんが試写でご覧になっており、ガメラと子供達の交流が描かれている良い映画のようです。
ただ、ケヅメリクガメがガメラになっているというのを知った時、とっても気になってしょうがないことがあるのです・・・
■ガメラの真の姿
ガメラのモデルになっているケヅメリクガメの真の姿は、「飼い易いリクガメに入る。しかし、一般家庭では最もお勧めできないカメである。」と言えます。
ペットショップやネットで販売されているケヅメリクガメは映画にも出てくるシーンのようにタマゴから出てきたばかりのCB(人口繁殖個体)ベビーです。何度も実物を見たことはありますが、本当に可愛いピンポン玉のようなリクガメです。そして、比較的手頃な価格なのです。
しかし、ケヅメリクガメはゾウガメの次に大きくなるリクガメなんです。
購入当初はピンポン玉でも、3年も経てば甲長40cmオーバーとなり、いずれは飼いきれなくなくなるでしょう。成長すれば甲長70cm以上にもなる大型のリクガメなんです。
■ガメラは飼えないと思うべき
ガメラであるケヅメリクガメを真剣に飼おうと思ったら、部屋を一つ潰す覚悟が必要だといっていいでしょう。ある程度のお金とスペースを注ぐ決意がなければガメラは飼えないのだと思った方がいいのです。
しかもリクガメはすべてサイテスⅡになっています。
ガメラという映画によって、カメの魅力に触れ、爬虫類・両生類の魅力に触れ、爬虫類・両生類の飼育愛好家が増えるのは大歓迎だと思います。ただ、ガメラと同じだからといって安易にケヅメリクガメを飼い始める方(とくにお子さんと一緒に映画を見に行ったお父さん)がいるのではないかと心配してしまいます。
心無いペットショップやネットオークションで「ガメラに出ていたのはこのリクガメです。」といったキャッチコピーが出てきそうな気がしてしょうがないのです。
ガメラを見てリクガメを飼いたいと子供にせがまれたお父さんには、リクガメ大百科やザ・リクガメ、最新号のビバリウムガイドNO.33などを十分に読んで頂いてから、リクガメの選定と購入をして欲しいと思っています。
この記事を読まれている方の多くは、何らかのペットの飼育をされている方だと思います。そして、ケヅメリクガメの真の姿も知っていると思います。
知り合いの方から「ケヅメリクガメってどうなのよ。」と聞かれたら、ケヅメリクガメの真実を伝えてあげてください。
また、リクガメを飼うにはそれなりに飼育設備を揃える必要があって、初期投資が必要なこともキチンと伝えてあげてください。
ガメラでカメに興味を持ったり、飼育を始められる方が増えるのは爬虫類・両生類を飼育する我々にとって歓迎すべきことだと思っています。ただ、安易に爬虫類・両生類の飼育を始め、キチンと飼うことができずペット達を死に至らしめることは避けて欲しいのです。どうぞ、ネットでも本でも結構ですので、予備知識を仕入れてから、飼い始める生体を選んでいただきたいと思っています。
ハバネロ親子は当然のごとく「小さき勇者たち~ガメラ~」を見に行く予定ですので、すでに電子チケットぴあを使ってガメラの前売り券を購入しています。見に行きたい時に購入した電子チケットを携帯にダウンロードすればいいというのは、便利な世の中になったものです。
どんどん便利な世の中になっていきますが、ペットは愛情と手間と注いでこそ、飼育の楽しみがにじみ出てくるということは、きっといつになっても変わらないことなんだと思います。
コメント(6件)
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リクガメ飼育は私にとっても憧れの一つですが、その飼育方法を自分なりに調べれば調べるほどに、「こりゃあ簡単には手を出せないなぁ」と思い知らされる破目になっております。
リクガメに限らず、どんな生物でもそうですが、最後まで飼育しきれるかどうか、それにはどのくらい手間やコストがかかるのか、飼育を始める前に十分に検討をするべきでしょう。ハバネロさんの懸念されていることは、私も全く同感です。
で、やっぱりあのカメはケズメでしたか。CMで見た時から気になっていました。
ペットって飼うのが大変ですよね設備にお金がかかるのはもちろん世話はすごく大変です。ケヅメはでかくなるし飼うのはすごく根性がいるでしょうね・・・やはり安易に飼い出す人がいるんでしょうか・・・でもケズメがガメラってなんか俺のガメラのイメージが違うな・・・
>榎本さん
リクガメ飼育は私も憧れの対象の一つですが、榎本さんと同じように調べれば調べるほど、キチンと立ち上げられるかどうか不安になります。
あと、やっぱり個体の価格と準備すべき飼育設備がちょっとしたハードルになってしまいますよね。
リクガメも一度立ち上げることが出来れば、相当丈夫ですから近所の野原に散歩に連れていくなんてことも夢ではないんでしょう。
ガメラのモデルにケヅメリクガメを選んだのは良く分るんです。やはり、映画ではある程度大きくなる個体が撮影には必要でしょうし、あのケヅメもガメラのイメージには欠かせなかったんでしょうね。
ただ、公式ホームページには、「キチンとケヅメリクガメを簡単に飼おうとしないで下さい。」という旨のページがありましたので、少しホッっとしましたよ。
>暇さん
ケヅメリクガメは大きくなることさえ除けば、かなり飼いやすいリクガメだと思います。ただ、他のリクガメが甲長30cm前後なのに対し、最大70cm超というのは、一般家庭では無理なんでしょうね。
安易に購入する人よりも、安易に販売する人の方が気になります。「ガメラと同じカメ」というのは相当なセールスバリューになるでしょうから・・・
沖縄あたりであれば「庭で放し飼い」っていう理想的なケヅメリクガメの飼育ができると思いますが、一般的には飼うのは厳しいでしょうね。
こんにちは、ハバネロさんのブログに書かれていた事私も思っていたのね、そうそう、と読ませていただきました。
私も最近アカアシガメを飼育し始めましたが
やはり、大変というのが頭にありましたので
飼うまでに時間がかかりました。
ガメラ映画で、子供にねだられ飼ったけれど
大きくなったので捨てる・・だけありませんようにと願うばかりです。
カメは長いと30年以上生きると言う事もありますので、今から健康に気をつけねばと思っている
私です。
>kazup88さん
やはり、ケヅメリクガメのことを知っている人は同じ心配をしてしまいますよね。
映画やテレビの影響というのは良い意味でも悪い意味でも相当ありますから、ガメラを見た方がリクガメに興味を持って頂くのはとても良いことだと思いますが、ケヅメリクガメに安易に手を出してしまうことだけが心配ですよね。
ケヅメリクガメがホシガメクラスの価格であれば、安易に購入する方の心配も少しは減るのですが、リクガメとしては低価格の部類に入ってしまっているのも、悩ましいと思っています。
ただ、個体の価格の高低に限らず、何かを飼おうとする方には少なからず事前の情報入手に努めて頂きたいと思いますよね。
アカアシリクガメを購入されたとは羨ましい限りです。アカアシ君は高温多湿を好むリクガメですから、湿度の維持が飼育のツボだと思いますが、kazup88さんなら見事に飼い込まれるのだろうと思っています。
アカアシ君の記事も楽しみにしています。